
店のお客さんに勧められて読む。小説はあまり読まないのでオススメは嬉しい。とはいえ、映画化もされてる人気作なので名前は知っていた。
なんとなくホッコリ系なのかなーと思っていてそれは間違いではなかったのだけれども、まさか家族の話とは知らなかった。それにしてもおかん強いマジ強い。都会っ子としてはおかんの強さに憧れた。まあ確かに実の親だとしんどいかもだけど。
良かった表現をメモ的に。
"外には美しい夕焼け空が広がっている。まるで、地球を、そのまま巨大なはちみつのビンに沈めたみたいだった。"
p.87
"私にとって、料理とは祈りそのものだ"
p.231
たしか一つ前に読んだ『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』にworkじゃなくてlaborの方の仕事には「出産する工程」という意味もあって、みたいなことが書いてあったのだけれども、ちょっと似てるような気がした。なんとなくだけど。
"二人でいることが居心地いいから、一緒にいる。とてもとてもシンプルな理由。それだけでいいのだと思う。人と人とのかかわりなんて。 "
p.287
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