"ただ、総理大臣は、いろいろなことを今、四方のことを考えなければいけない立場にあるんでしょう。そう思います。"
https://bunshun.jp/articles/-/45268
政府のコロナウイルス対策についてはダメダメだと僕は思っているのだけれども、結果としてそうなってしまった理由は考えないといけないなーと大人の一人として思うわけで、その際に考慮しないといけないのは、その人のいる立場によって触れられる情報の量も質も違うものになるということだと思う。
ましてや一市民と総理大臣ともなれば触れられる情報の差たるや凄まじいものがあるだろう。ものによってはオープンにできることできないことあるだろうし(原則としてオープンにしなくてはいけないことだと思うが様々な利害があるだろうからリアルタイムでの公開は難しいとも思うし、だからこそ検証を不可能にする公文書を軽視する自民党は最低だと思う)、情報の伝え方によって、マスコミのリアクションも違えば市民側の反応も変わるだろう。
コップの半分入っている水に対して「半分しか」と表現するか「半分も」と表現するかという話を持ち出すまでもなく、内容は同じでも伝え方でまったく違う印象を与えるし、情報を受け取る方の姿勢でもだいぶ変わる。
きっとこの状況を作り出した原因は政府の怠慢は当然としてそれだけじゃなく、マスコミの過剰反応やぼくたち一人一人の行動がどこかにあるはずで、それは忘れてはいけないことだと思っている。
でもそれと同時に、おかしいことはおかしいと反発しないといけない。そうじゃないと権力を持っている側は不都合に気付かないし気付いたとしても反発がなければそれで良しとしてしまうものだろう。誰だって楽したいものだし。
ということで、何が言いたいかというと、総理大臣も行政もそれはそれで色々大変で実情を知れば同情の余地もあるかもしれないけれど、それはそれとして、ダメなことはどんどん批判していかないと社会がうまく回らないと思うんだよなーということでした。