
前作のタルトタタンが良かったのですぐにジュンク堂に行って続編を買ったのだった。
前作と同様ビストロ・パ・マルを舞台に繰り広げられる人間模様のお話。前作と違うことと言えば、最後にシェフがその時々の新キャラにヴァン・ショーを振舞うくだりがなくなったのと、「氷姫」以降は語り役が新キャラになったというのと、そのあとの「天空の泉」「ヴァン・ショーをあなたに」ではパ・マルが舞台ではなく三舟シェフの修行時代、ヨーロッパが舞台であること。
今までの俯瞰ではなく悩みを持っている側からの視点で三舟シェフやパ・マルのメンバーの振舞いが描写されるのが新鮮で面白かった。
悩んでいる当人が語るだけあって前作より感情に訴えてくる強度が強かった気がしたし、そのおかげで寝る前に読んだのに読み切ってしまったのはあるけれども、面白かったので良しとする。