
前作のタルトタタンが良かったのですぐにジュンク堂に行って続編を買ったのだった。
前作と同様ビストロ・パ・マルを舞台に繰り広げられる人間模様のお話。前作と違うことと言えば、最後にシェフがその時々の新キャラにヴァン・ショーを振舞うくだりがなくなったのと、「氷姫」以降は語り役が新キャラになったというのと、そのあとの「天空の泉」「ヴァン・ショーをあなたに」ではパ・マルが舞台ではなく三舟シェフの修行時代、ヨーロッパが舞台であること。
今までの俯瞰ではなく悩みを持っている側からの視点で三舟シェフやパ・マルのメンバーの振舞いが描写されるのが新鮮で面白かった。
悩んでいる当人が語るだけあって前作より感情に訴えてくる強度が強かった気がしたし、そのおかげで寝る前に読んだのに読み切ってしまったのはあるけれども、面白かったので良しとする。
関連タグ
「息抜き読書」の記事一覧
-
【息抜き読書】読書メモ2023年5月-2023年9月(順不同)
2024-08-17(Sat)
-
【息抜き読書】読書メモ2023年1月-2023年4月(順不同)
2024-04-09(Tue)
-
【息抜き読書】読書メモ 2022.9.15-2022.12.31
2023-07-05(Wed)
-
【息抜き読書】読書メモ 2022.8.11
2022-08-13(Sat)
-
【息抜き読書】『批評の教室』(北村紗衣、筑摩書房)
2022-06-05(Sun)
-
【息抜き読書】『イスラム飲酒紀行』(高野秀行、講談社文庫)
2022-05-07(Sat)
関連記事
-
【書評】深緑野分『戦場のコックたち』
2016-08-06(Sat)
-
息抜き読書:『働く男』
2021-02-09(Tue)
-
【雑誌レビュー】アタシ社『S.B.Y』
2017-12-03(Sun)
-
【本屋好きの読む本屋本】『き・まま No.6 大特集 本のある風景』
2017-06-14(Wed)
-
【踊る頭の中】褒めてくれるけれど 2021.3.13土
2021-05-07(Fri)
-
【本屋好きの読む本屋本】『HAB 本と流通』
2017-05-08(Mon)