1994.11.10発行
日本書票協会・刊
付録で「日本書票のあゆみ」あり。
いつだったか武井武雄展が東京で開催されたとき、そのコダワリに感動して刊本作品を集めたいと思った。資料やら読みたい本やらで浪費してしまい、なかなか集めることができないまま現在に至るが、1冊だけ持っている本がある。それが『武井武雄切手型書票集』だ。
あの独特のタッチで描かれた書票が最高に素晴らしく、書票の世界にそこはかとない興味が出てきたときに古本屋で出会ったのが本書『続・現代日本の書票』である。
正直、入門の入門であり本書に書かれているような詳細な書票の歴史にはまだ興味を持てないが、武井武雄は元より芹沢銈介や畦地梅太郎なども書票を描いていたことに驚きをおぼえつつ、モダンなデザインの書票のカッコよさに見惚れたのであった。
BSLでも作ったら面白そうだなあ。
関連タグ
「書評」の記事一覧
-
【息抜き読書】読書メモ2023年5月-2023年9月(順不同)
2024-08-17(Sat)
-
【息抜き読書】読書メモ 2022.8.11
2022-08-13(Sat)
-
【息抜き読書】『批評の教室』(北村紗衣、筑摩書房)
2022-06-05(Sun)
-
【本屋好きの読む本屋本】リトルプレス『投光 vol.1 特集:映画と映画館』発行:クラリスブックス)
2022-05-08(Sun)
-
【息抜き読書】『イスラム飲酒紀行』(高野秀行、講談社文庫)
2022-05-07(Sat)
-
【息抜き読書】『マカロンはマカロン』(近藤史恵、東京創元社)
2022-04-19(Tue)
関連記事
-
【書評】米澤穂信『王とサーカス』
2016-08-02(Tue)
-
【息抜き読書】『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子、講談社)
2021-05-02(Sun)
-
【フリーペーパー書評】石橋毅史『本屋な日々50 幻想のアリーナ』
2017-04-01(Sat)
-
【書評】石井直方『トレーニングをする前に読む本──最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり』
2016-06-21(Tue)
-
【息抜き読書】『注文の多い注文書』(小川洋子・クラスト・エヴィング商會、筑摩書房)
2021-08-30(Mon)
-
【息抜き読書】『ビールでブルックリンを変えた男』(DU BOOKS)
2021-06-06(Sun)