日記やフェイスブックページに投稿しましたが、「本屋入門 〜あしたから本屋さん〜』でもお世話になっている双子のライオン堂と虎ノ門にあった小屋BOOKSの移転を10月初めに手伝いました。
かなり時間が経ってしまいましたが、彼らが12/14(月)に「本屋の引越し--物件探しから店づくりまで」というイベントをやるというので、そのときの記録を書いてみようと思います。
今日は小屋BOOKSあらためH.A.Bookstoreの引越しの話を
(双子のライオン堂引越しの記事と、小屋BOOKSに行ったときの記事、H.A.Bookstoreのサイトは以下。)
リトルトーキョーの閉鎖
そもそもの話です。小屋BOOKSは松井祐輔さんがリトルトーキョーのオーナーであるナカムラケンタ氏に声をかけられて実現したものです。
虎ノ門にあった寿司屋を改装して、”自由に自分のやりたい仕事を試しながら参加できるコミュニティ”としたものがリトルトーキョー。そこにできた2坪の「働き方の総合書店」が小屋BOOKSです。寿司屋の横に小屋をつくって本屋にしたから小屋BOOKS。なんとすべてDIYだというから驚きです。
しかし、このリトルトーキョーは2015年9月25日をもってクローズ(清澄白河で再開予定)。それにともなって小屋BOOKSも閉店になってしまいました。
松井さんとは仲良くさせていただいているので当時もお話をお伺いしていたのですが、ぜひほかの場所で再開したいと仰っておりました。
そこで、蔵前に出来たのがH.A.Bookstoreです。
開店前に本棚づくりを手伝う
ぼくの耳が遅いせいで閉店時のお手伝いはできませんでしたが、開店前の準備はお手伝い出来ました。
これが開店前の店内です。
やーまさに準備中という感じですねー。
ここで松井さんが絶賛本棚作成中でしたので、手伝わせていただきました。
ネジを入れたり切るためのガイド線を入れたり。ふだんDIYなどしないので、もしかしたら邪魔しただけかもしれないのが心配です。
この日は後が詰まっていたので、あまり手伝えませんでしたが、それでも「これから本屋ができるんだぞ」というライブ感が味わえたのは良い経験でした。
それにしても、本屋の引越しに2店も立ち会えるなんてなかなか無いことです。本当にBOOKSHOP LOVERをやっていて良かったと思ったのでした。
H.A.Bookstoreとは
それからしばらくしてFacebookにH.A.Bookstoreが開店する旨の投稿が流れてきました。
実は、この投稿を読むまでは小屋BOOKSが移転するものとばかり思っていたので、まさか名前が変わるとはびっくり。
ですが、よくよく考えてみれば松井さんは『H.A.B』という雑誌も出されている方。ご自分の活動の原点を店名にしたのかもしれません。
まあ詳しいことは12/14(月)のイベントで明らかにしてくれるでしょう。
最後に、H.A.Bookstoreがどんなお店なのか。サイトに書いてありましたので引用します。
【H.A.Bは新刊書店です】
本を売りたい。ただただ、本を売りたい。できれば新刊で。
「本屋をつくり」、「新刊を売る」。そのお金で「未来の本を作る」。できた未来の本を売り、そのお金で「つぎの本屋を作る」。
経済という大きなサイクルは、しかしこうして、とてもポジティブに僕らの本の世界を回してます。
このサイクルをシンプルに、力の限りひたすら回したい。
そのためにこのお店はあります。【「人」のいる本屋であり続けます】
「H.A.B」には必ず、店主がいます。
行けば必ずこの人がいる。そういう、ある意味では当たり前だったはずの安心感を、「H.A.B」では残していきたいと思います。
だから、無理もしません。
都合がつかなければ休みます。風邪をひいたら休みます。
「H.A.B」は「人」なのです。そのように接してくれたら嬉しいと思います。【「本に関する全部」の拠点です】
出版社として、「H.A.B」で本を作ります。
取次として、「H.A.B」に本を在庫し、出荷します。
本屋として、「H.A.B」で本を売ります。
その全てを「H.A.B」で行い、その全てで「H.A.B」を維持します。
気になる方はぜひイベントに!
ここもで読んで、直接、松井さんや竹田さんのお話を聞きたくなった方はぜひ12/14(月)のイベントに参加しましょう!
イベント詳細
【日程】
2015年12月14日(月) 19:30~21:00
【登壇】
竹田信弥(双子のライオン堂)
松井祐輔(H.A.Bookstore/小屋BOOKS)
【会場】
「H.A.Bookstore」
111-0051 台東区蔵前4-20-10 宮内ビル4階
【参加/定員】
¥1,000(参加費)+¥500(ブックキャッシュ)/10名予定
※当イベントは「ブックキャッシュ」方式のイベントとなります。
イベント参加時に「オリジナル図書券」をお渡します。当「図書券」はH.A.Bookstoreでいつでもご利用いただけます。イベント参加とともにぜひ本をご購入ください。