【連載】セイマサ、本屋はじめるってよ!(1)

はじめまして。セイマサミツヒロと申します。今年6月半ば、地元の広島で本屋をはじめます。本と無関係の仕事をしていた会社員がどのようにして開業に至ったか。今回そのプロセスを連載させていただくことになりました。これから1ヶ月ちょっとの間、お付き合いいただければ幸いです。

店舗の場所は広島市中区。窓からは原爆ドームや路面電車の行き交う様子が伺える古いビルの2階です。取り扱う書籍は新刊本と古書の両方で、新刊はリトルプレスを中心に、古書はアートやデザイン、食やくらしにまつわる本をセレクトしました。店内にはギャラリースペースを設けて展示会を開いたりトークイベントやワークショップなども行う予定です。本屋なのですが「うつわ」も取り扱います。なぜかというと自分がうつわ好きだから…。単純ですが結構重要な理由です。

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そもそもどうして本屋を始めようと思ったのか?
きっかけは2年半前。当時、東京でチラシ制作の仕事をしていた私は悩んでいました。30歳という節目を迎え、新しいことに挑戦するには今しかないと焦る一方、何をするべきか分からないと迷う日々。以前であれば転職する道しか考えていなかったのですがその年は3.11もあり、改めて自分がやりたいこと・できること・すべきことは何だろうと自問自答を繰り返していました。

そんなときに見かけたのが広島に住んでいた頃よく通っていたリブロ広島店が閉店するという記事。洋書やリトルプレスも取り揃えたお気に入りの書店がなくなる。悲しいというよりも怒りの感情がふつふつと湧きました。地元の文化的な場所が減っていくことへの憤り。それが「自分で新しい場所をつくる」という衝動を掻き立てました。何かがピンときてしまいそれまでの迷いは吹き飛んでいました。

それから半年後の2012年5月。東京で2年間本屋で修行することだけを決め、長らくお世話になった会社を退職。偶然同じタイミングで見つけたのが、新しい本屋をつくるためのインターンスタッフ募集。店づくりをイチから勉強したい自分にピッタリだ! と応募したのが、下北沢の本屋B&Bでした。(つづく)

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