
ずいぶん前に買ったファッション関係の本。朝日出版社のアイデアインクシリーズはホント読みやすいし面白いし良い。
実は著者について知っているわけではなく、ファッション関連書ということで買ったのだけれど、いや、山縣良和さんはこの前読んだ東京都庭園美術館の図録でいたな。七服神はだいぶ頭おかしいだろと驚いたものなのだけれども、本書を読んでなぜああいう感じになったのか分かったと同時にとても好きになった。
本書は山縣良和と坂部三樹郎と、両ファッションデザイナーの自己紹介と、二人のファッション観についての話しなのだけれど、流行とかそう言うことだけじゃない「装うこと」の本質に迫ろうとしているところが面白くて興奮しながら読み終えたのだった。
五里霧中の調査収穫としては山縣良和さんを知れたことだけだったけど読み物としてもとても面白いものだった。

関連タグ
「近現代カルチャー」の記事一覧
-
【五里霧中】『雑貨の終わり』(三品輝起、新潮社)
2022-01-22(Sat)
-
調査日誌「五里霧中」『BEAR POND ESPRESSO』(2011、mille books)
2021-08-10(Tue)
-
【五里霧中】『珈琲の世界史』(旦部幸博、講談社)
2021-08-09(Mon)
-
【五里霧中】『東京80年代から考えるサブカル ストリート・音楽・ファッション・宗教・現代思想』(仲正昌樹・監、図書新聞)
2021-08-08(Sun)
-
【五里霧中】『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』(河尻亨一、朝日新聞出版)
2021-07-25(Sun)
関連記事
-
調査日誌「五里霧中」 『香りの器 高砂コレクション展」図録』(求龍堂、2020)
2021-05-22(Sat)
-
39歳になりました!
2024-09-16(Mon)
-
あたらしい街の本屋 B&Bと天狼院書店
2014-07-23(Wed)
-
【息抜き読書】『平熱のまま、この世界に熱狂したい 「弱さ」を受け入れる日常革命』(宮崎智之、幻冬舎)
2021-03-21(Sun)
-
【お仕事読書】『続・ゆっくり、いそげ』(影山知明、クルミド出版)
2021-05-09(Sun)
-
【息抜き読書】『わが人生処方』(吉田健一、中央公論新社)
2021-08-29(Sun)

