下北沢という街にいながら映画も演劇も全然知らないよなあということで少しずつだけれども観ていこうと思ってこんな連載を始めます。「手当り映画」。
何にも分からないのでその名の通り手当たり次第に観ていこうってやつですね。観ていくうちに好みとか苦手分野とかそういうのが分かるようになるでしょう。何にも分からないときに大切なのは当たり外れを気にしないことだと思うのでとにかく観るのだ。アニメ以外も観るのだ。アニメも好きだけど映画も観るのだ。
ということで、1回目は『Pina:ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』。NetflixかAmazon primeで観かけて以降、観よう観ようと思いつつ観ていなかったのだけれども(そんなんばっかだ)、アトロクで話題に出ていたので「あっ」と思い出して観ることにした。
本屋のことを追っていくと、土方巽とか大野一雄とか舞踏の文字が目に入ってきて「舞踏? ダンスと違うの?」って思ってちょっと調べてみると難解過ぎてそっ閉じしてしまいつつ、いつかどこかで楽しめるようになりたいなーと思っていた。
つまりは、このピナ・バウシュさんも舞踏家ということで気になっていたということなのだけれども、観てみたら案の定というやっぱりというか、難解で、でも当時は何のことか分からなかっただけだったのがなんとなく楽しめるようになっていて、2年くらい前から通っているダンスレッスンのお陰かなーまったく上手くはならないけれども身体を動かすってことについてほんの触りの触り程度でも分かるようになったのかもなーと嬉しくなったのだった。
監督はヴィム・ヴェンダース。僕でも知っているあのヴィム・ヴェンダース。監督のことなんてまったくまだ分からないのだからだからどうってことはないけど観るキッカケにはなった。
内容はピナバウシュの作品を観せつつ、劇団? カンパニー? のメンバーにピナバウシュについて短く語ってもらい、あとはメンバーそれぞれの舞踏を観るというもの。
身体があんな風に動くとか信じられないし、なぜか感情が動いているのも分からないし、ダンサーさんカッコいいし、見所ばかりというか何も分からなかったというか。
こっち方面の文化教養の低さだよなあ。勉強しよう勉強。勉強楽しいよ勉強。