ウェブ受発注システムBookCellarさんのnoteで連載「本屋発注百景」を2023年7月18日からスタートしました!
独立書店開業リストを公開している通り、独立書店の開業がここ1,2年で本当に増えております。そのことについては、『本屋、ひらく』(本の雑誌社)(あ、これの報告をこちらでするのを忘れていましたね、、、)など、いろいろな媒体に書かせていただいたり話したりしています。
理由を簡単にまとめると開くことのハードルが下がったんですね。ですが、続けることのハードルは依然高いままです。その原因は構造的なものが大きく、どんどんと改善されていることも多いとはいえ、一朝一夕に変わるものではありません。
『IN/SECTS Vol. 13 特集 NEW `BOOK SHOP' CULTURE ー書店に見る、商いのカタチー』で内沼晋太郎さんが”本の流通で何かできないか”といったようなことを書いていますが、とはいえ、それもいますぐに変わることではないです。
で、あるならば本屋ライターである僕として何ができるのか。と考えたときに、本屋運営のノウハウ的なものを共有できないかと思いはじめました。それがちょうど昨年のこと。どうアプローチしようかと悩みつつも、BOOKSHOP TRAVELLERの移転などであっという間に時間が経ち、移転も落ち着いたころに今回の話が始まりました。
ウェブ受発注システムのBookCellarさんから、本屋(ユーザー)の意見を聞いて出版社とつなげるような記事を書いてほしいとオファーがありました。テーマは発注。BookCellarとしては利用頻度が上がってほしい。僕としてはノウハウを自分でも聞きたいし広げたい。
これはちょうどよい!と始まったのが今回の連載「本屋発注百景」というわけです。
だいぶマニアックな観点ではありますが、本屋をこれから開きたい人にとっても、いま試行錯誤しながら本屋を続けている人にとっても、あるいは、本屋の現場の意見を知りたい出版社の皆さんにとっても、面白い読み物になることを目指して。
本屋発注百景をよろしくお願いします!