本屋探訪記第36弾は京都の中京区にあるブックカフェ「Cafe Bibliotic Hello!(カフェ ビブリオティック ハロー!)」(以下、ハロー)だ。
ある土曜日。京都の河原町を歩いていた。僕はそのときiPhone4でツイッターに投稿していた。内容は覚えていないがきっと『河原町なう』とかそんなどうでも良い内容だったと思う。すると、以前知り合ったばかりの人からリプライが飛んできた。
『本が好きなwakkyさんならここのお店がオススメですよ』
『壁一面が本棚で図書館にいるみたいな気分になりますよ』
そのお店が今日紹介する「Cafe Bibliotic Hello!(カフェ ビブリオティック ハロー!)」である
まとめ
まず、まとめから書きます。
- 品揃え:大判本が充実。デザイン系の本や雑誌をちょっと読みたいなら最適。
- 雰囲気:ハワイにありそうな落ち着いた雰囲気。読書も良いし友人とお喋りするのも良いかも。デートには最適です。
- 立地:京都市役所から徒歩10分~15分。ちょっと遠い。知る人ぞ知るって感じ。
TEL: 075-231-8625
OPEN:11:30 - 24:00(ラストオーダー23時)
URL:http://cafe-hello.jp/
「ビブリオティック・ハロー」まで
京都市役所を右手に見て、てくてく歩き、三月書房の手前の曲がり角を曲がってまたてくてくと5分ほど閑静な住宅街を歩くとやっと「ビブリオティック・ハロー」に着く。カフェでもあるこの店はパン屋と画廊があるという一風変わった作りとなっている。
店舗に向かって左がブックカフェ(2階ロフトにも席あり)、右手がパン屋で右手の2階が画廊となっているのだが、今回の目的は「カフェでまったり」だったので左の入り口から中に入る。
外観と一階レイアウト
外見からしてそうだったのだが中はトロピカルな感じの作りだ。ハワイにありそうな薄暗い大人向けのカフェバー。BGMはムーディーなジャズで店内右手にはロフトがあり、2階席もある。薄暗いのは照明が全てダウンライトだったからで、店内はやわらかい黄色の光に照らされて落ち着いた雰囲気だ。床は黒色で壁は暗い色の木製、天井には大きな羽の空調(銭湯の天井にある扇風機みたいなの)がある。ロフト付きなので手前の天井は4mくらいでかなり高く、奥はロフトの分だけ天井は低くなっている。
レイアウトを述べていこう。店内は奥に広いのだが、手前から右手にソファとテーブル席が一つで側に直径60cmはあるだろう光るオシャレ地球儀がある。その左手に大テーブル席(イスが6つ)と、その横、ガラス張りの入り口側にイスが三つのテーブル席、大テーブル席を挟んでこのテーブル席の反対側、店の奥側にもう一つのソファセットがある。その横、通路挟んで向こう側にはカウンター(横の棚にCDがたくさんある)が、カウンター目の前には小さいテーブル席(イス二つ)が四セットだ。
本棚
さて、肝心の本棚であるが、これは大テーブルの横の壁、店内に入って左手の壁にある。確かに壁一面が本棚だ。この本棚。四段で一番上には側にある木製の台を使って登るようだ。幅は四列。向かって左手に行くほど雑誌が多く、右手には洋書が多い。
上段中段は大判本で一番下段に絵本やオモチャが置いてある。最上段は飾りとなる置物で本はあまり置かれていない。
さて、本の構成であるが、まず大判本と雑誌が多く洋書も結構多い。書名を挙げていくと『世界のタイポクラフィックデザイン』や『木村伊兵衛のパリ』、『京都の地図本』、『イギリスはおいしい』、『錯視芸術の巨匠たち』、雑誌『ブルータス』、雑誌『芸術新潮』、雑誌『ソトコト』、雑誌『別冊太陽』など、これ以外にも多くの雑誌が置かれている。バックナンバーもそこそこだ。
さらに、一番右手にはフライヤーやフリーペーパーが置かれており、周辺の文化好きが訪れる場所だということを窺わせる。
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二階ロフト
さて、一階が終わったので次は二階ロフトだ。ロフトがあるというだけでなんとなく良い雰囲気だと思うのは僕の完成が単純だからだろうか。何となくウキウキしながら、入り口すぐ横のロフトへと続く木製の階段を「みしっ」という音をさせながら上る。
すると、登った場所はちょうどカウンターの上くらいだ。正面は壁で左側に勧めるようになっており、この壁沿いの狭い通路にテーブル席(イス2つ)が3セット設置されている。座れる席が無く突き当たりの壁に至って、残念だと戻ろうとしたら、何と本棚の壁がここまで続いてる!!満員だったので2階部分の品揃えは見れなかったが、このレイアウトには驚かされた。
その他
一階部分で紹介し切れていない箇所に併設のパン屋と画廊がある。パン屋部分にはテーブル席もあるのでそこで食べることも可能なようだ。しかし、今回の目的はあくまで「カフェでまったり」だったので、こちら部分はあまり見ていない(興味のある方は是非寄ってみてください)。
メニューと店員
店員は僕が行った時は無愛想だけどキレイなお姉さんとカッコいいお兄さんだった。行ったのが夜だったせいかお兄さんがカウンターの中でお姉さんが接客という役割だった。
メニューはというと「ディナーは1500円~」「コーヒーは450円から」と少しお高め。コーヒーはともかくディナーに関してはなかなかのお値段である。寄った時、実はお腹が減っていたのであるが、一人でそんなお高めの夕食を食べようという気にはならず、何食わぬ顔でコーヒーを頼んでたりする。
「お腹なんて減っていないもんね!!」
空腹にコーヒーというなかなかに胃に悪いチョイスのせいで、お腹を壊したことは内緒だww