本屋探訪記第3弾は、京都の古書店「大書堂」だ(2011.4の記録)。
まとめ
まず、時間の無い方のために手短にまとめたものを書いておく。
- 品揃え:浮世絵が一番多い 和本や古地図、絵葉書が少々
- 雰囲気:悪くない 品揃えの効果もあって京都って雰囲気を醸し出している
- 値段:高い モノがモノだけに買うつもりなら、万単位を基準に安くても五千円は出す覚悟を決めて行った方が良い
- (ただカードが使えるし配送もしてくれるので、そこは便利)
- 立地:良い 最も人通りが多い新居語句の隣だしアーケードなので、雨でも安心だ
- 「京都の書店」って雰囲気だけでも味わいたいなら冷やかしに行くのは良いかも
- (店員さんごめんなさい)
TEL:075-221-0685
繁華街の中の観光客向け和本専門店
場所は京都河原町の繁華街である新京極通りの隣、寺町通りを北に向かって5分ほど歩くと左手にガラス張りの建物が見える。それが今回の古書店、大書堂だ。
店舗外観と1階
ガラス張りのビルには外からいくつもの浮世絵や和本の見開きが見える。中は暖房が利いているのか暖かく保たれていて、 右手にガラスケースのカウンターがあり、中にはぽち袋や昔の絵ハガキが売られている。店番は壮年のおじさんだ。広さは6畳ほどだろうかカウンターの目の前には棚が一つ、壁も全て棚で、どの棚にも浮世絵や和綴じの本、古地図が置いてある。
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2階 グッズもあるよ!
入って左手には階段があった。なんとニ階があるらしい。ニ階に昇ってみると、階段の横の壁に浮世絵が飾られているが、これも売り物らしい。昇りきるとニ階にもカウンターがあり、そこでは壮年のおじさんが何やら作業をしていた。
2階も六畳ほどのスペースに棚が二つに、壁沿いにガラスケースがある。棚にはA4程の大きさの浮世絵が置かれていて、ガラスケースには昔の絵葉書や高価な浮世絵、マッチ箱のラベルや昔木版カルタなどが飾ってあった。
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いかにも京都 でも、値段が…
浮世絵や和本だけあって、雰囲気がいかにも京都という感じだった。しかし、この店の特徴は、品ぞろえのせいなのか「値段が高い」ということだ。絵葉書やポチ袋は千円前後で買えるようだったが、他は安くても五千以上、壁に飾られている者だと一万円以上は軽くする。但し、その分、どれも状態が良さそうだし店内も綺麗に保たれていて、好きな人だったら買うんだろうなあ。というか、立地のことやカード払いOKで配送OKなことを考えると、通な観光客狙いなのかな、とも思った。
それにしては高すぎるけど。