本屋探訪記第41弾は以前の日記でも軽く紹介したが丸善日本橋店の3階にある「ワールド・アンティーク・ブック・プラザ」。この記事で、そこで大量に写真を撮らせてもらったのでそれを載せたいと思う(2012年2月17日時点)。
まとめ
まず、時間のない方のために短くまとめを。
- 品揃え:いわゆる「古書」の品揃え。歴史の教科書に出てくるような有名な古書や大作家の原著まで。洋古書の魅力を存分に味わえる。
- 雰囲気:古書のコンシェルジュ的な店員さんが座れるカウンターで相談に乗ってくれる。愛書家のための空間。
- 立地:丸善日本橋店3階。なので、立地は最高。
丸善日本橋店 3F 10:00~20:00(年中無休 ※元旦のみ休業)
営業時間:9:30-20:30 (12/31は18:00、1/2は19:00閉店)
定休日:1/1のみ休業
URL:http://www.yushodo.co.jp/wabp/index.html
運営書店URL:http://www.yushodo.co.jp/
運営書店blog:http://blog.livedoor.jp/yushodoantique/
運営書店Twitter:https://twitter.com/YushodoRareBook
紹介
このサイトを見れば分かると思うが引用する。
世界11ヶ国から22の著名なアンティーク・ブックショップが日本橋に集合し、「高島屋前」の丸善・日本橋店3階に合同のプラザ(展示場)をオープンいたします。
見ると分かるように場所は丸善だが、企画・運営は雄松堂書店さんのようだ。この雄松堂書店さん。なんで丸善さんの中で運営しているかというとどうやら2011年に丸善CHIグループの子会社となっているからのようだ。主に西洋の古書販売、出版、論文データの提供を事業として行っているよう。
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ワールド・アンティーク・ブック・プラザ店舗内
写真を見て頂ければ分かると思いますが、広さは12畳ほど。結構広めです。奥に広い長方形で、左手が壁。右手が窓。真ん中には長テーブルが2つ。入口から入ってすぐ右手にレジ。
壁にはすべてガラス戸棚があり、最低5万円以上はする古書ばかり。カート・ヴォネガット・Jr.のやブラッドベリの初版本や罪と罰の初版本。明治期・昭和初期の古書。印刷革命以前と思われる豪華な豆本。古地図。インキュナブラ。そして、何と世界最古の印刷聖書である『四十二行聖書』も。
しかも、それらのほとんど全てが販売されているという…そりゃそうだ。古書店だものなあ。とはいえ、これはもう「財産」と言えそうな古書が目の前で販売されていると考えるとなんというか圧巻である!
真ん中の長テーブルでは古書の他にも、アーツ・アンド・クラフツなど近代デザイン勃興期のポストカードやポスター。本型の小物入れ。雄松堂書店の出版物などが売られている。その他にも2月の特集テーマ「歴史的な大作家達と出会う」として、大作家の手紙などが置かれていて、ぼくはそういうのには今はあまり興味がないが好きな人にはたまらないものでしょう!