【息抜き読書】『三体Ⅲ　死神永生』（劉慈欣 著、大森望・ワンチャイ・光吉さくら・泊功 訳、早川書房）

ついに読み切りましたよ三体シリーズ！　あんまりネタバレしたくないから詳しく書けないけどとにかく面白かった！

1巻2巻と人間世界と三体世界の話が多くてミステリー要素も強くそれはそれでものすごく面白かったのだけれど、まさか3巻でここまでスケールアップするとはっ！！

と思ったら訳者あとがきに著者のセリフとして

"出版社とわたしの到達した結論は、第三巻が市場で成功することはありえないので、既存のＳＦファン以外の読者を取り込もうとするのは諦めるのが最善というものだった。かわりにわたしは、ハードコアのＳＦファンと自任する自分自身にとって心地よい〝純粋な〟ＳＦ小説を書くことにした。"

本書訳者あとがきより

とあったので納得。いままでの長い前提を経た上でこその大ジャンプに、遠い未来のことまで考えてみたい妄想してみたいような僕のようなSF好き（ライトではあるけども）はきっと喜ばざるを得ないと思ったのだった！！

三体は感染者数も増えてなかなか外に出にくい今だからこそ読んで欲しい大作であった。