
『パリで飯を食う』『空をゆく巨人』に続いて川内有緒さん読書の3冊目。
著者のことを知ったのはTwitterで『空をゆく巨人』が絶賛されていたので興味を持って上記の順番で読んだのだけれども、これがすごく良くて他の本も読もう! と思ったまま一年近く経ってしまっての本書なのだった。よくあることである。
で、本書である。
著者の自分史的要素も持つのであるが、そのほかにも意外と楽な国連の仕事や、華やかなイメージとはかけ離れたパリでの暮らし(主に住宅事情)は素直に楽しめる。
加えて、スクワッドでのことや『パリで飯を食う』につながる部分の話が殊の外、面白く。同じ作家を追っているとこういうことがあるから良いよなあ。
とはいえ、本書の核は作中(もしかしたら後書きだったかもしれない)にもあるように、悩むより動くその行動力や軽さが人生を前に進めている点で、考えるのが得意ではない僕も似た傾向があるので、だから川内有緒さんの文章は好きなのかもしれない、とそう思ったのだった。