こんにちはー。
年末のご挨拶はしたが、今年最後のエントリは2018年本屋事情をまとめたものを公開する。以下はその雑感。
基本的にはオープンか閉店のニュースをメインに据えた。こうやって概観すると若い人によるオープンが目立つ。本を売るだけでもないカフェを掛け合わせるだけでもない、それぞれの自分にしかできないことを組み合わせたお店が増えている印象。このトレンドはまだしばらく続くだろうなー。
その裏で長く親しまれてきた本屋の閉店もある。
代替わり的な要素もなのでしょうか。こちらもこれから閉店する店は出てきそうな気がしている。そんな中で、取り上げられないかもしれないが、子どもでなくても誰か後任に譲る店はどの程度あるか。気になるなあ。
ニュースとしては「日販・トーハンの物流協業に関する検討開始」と「日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由」を入れました。前者は業界全体の構造がようやく変化するかもしれない兆しとして、後者は業界内の人間としては当たり前のことでも適切な媒体に載ることでこれほど広く読まれるものになるという驚きがあったので載せた。
前者の文章の分かりにくさと、後者の分かりやすさの対比もまた興味深く。内部で起きていることを適切に外部の人間に広く伝えることが足りていないのではないかなんてことをぼんやり考えたのだった。知らんけど。
そんなこんなで、あらためて本年はお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!!
【2018年12月〜2019年12月の本屋事情】
2018年12月
三崎に本と屯オープン
Tbooks下北沢オープン
2月
代々木上原の幸福書房閉店
3月
山梨県韮崎市にmountain bookcaseオープン
4月
岩波ブックセンター跡地に神保町ブックセンターがオープン
大阪のLVDB BOOKSが東住吉区田辺に移転
5月
千葉県八柱にせんぱくBookbaseオープン
東陽町に古本と肴マーブルがオープン
北軽井沢におむすびブックスがオープン
6月
7月
8月
箱根本箱オープン
BOOKSHOP TRAVELLERオープン
奈良県に無人古本屋「ふうせんかずら」オープン
9月
【イベント】スタンダードブックストア心斎橋で「本屋はなんや祭」開催
【イベント】本屋入門スイッチ2018秋開催
【イベント】MORIOKA BOOK CAMP開催
大阪の心斎橋アセンス閉店
福岡の天神に書肆侃侃房による本屋「本のあるところ ajiro」オープン
小石川にpebbles booksオープン
10月
椎名街に幸福茶房オープン
歌舞伎町ブックセンター移転のため一時閉店
松陰神社にえほんのみせ ぱっきゃまらーどがオープン
福岡県南区市崎にライターの開く本屋Books cyanオープン
群馬を中心に活動する本屋suiranが前橋のフリッツアートセンターを退職しあらたな活動へ
SPBSがスナックをオープン
西荻窪にBREW BOOKSがオープン
夏目書房池袋本店が閉店
11月
グッチがニューヨークで書店をオープン
【流通】日販・トーハンの物流協業に関する検討開始
鎌倉市大船にポルベニールブックストアがオープン
大阪府住吉区駒川に、針中野店の店主による「本のお店スタントン」オープン
【イベント】独立系出版社が集まるブックイベント「Books & something 2018」開催
墨田区向島に石英書房が田端から移転
北軽井沢のブックカフェ麦小舎が閉店
12月
【ニュース】日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由(92131シェア)
文喫がABC六本木店跡地にオープン
2018年本屋の本事情
『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』
『日本の小さな本屋さん』
『全国 旅をしてでも行きたい街の本屋さん』
『奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの』
『旅する本の雑誌』
『これからの本屋読本』
『本の未来を探す旅 台北』
『本を贈る』
『ニッポンの本屋』
『幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!』
『「本を売る」という仕事: 書店を歩く』
『本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない (単行本)』
『もういちど、本屋へようこそ』
『ニジノ絵本屋さんの本』
『本屋の新井』
などなど
2019年の気になる本屋開店事情
2月
ほんやのほ オープン
Cafune Books オープン
コトノハ book&cafe&news オープン?
贈り物専用本屋『Hotaru』オープン
3月
かの書房オープン?
4月
【本】『書店本事 個性的な台湾書店主43のストーリー』出版予定