九州(かネット通販)でしか販売しない出版社・伽鹿舎のB&Bでのイベントに出席したとき、ひなた文庫が翌月に宿泊イベントをやると言うから勢いで「行く!」と言った。言ってしまったからには行きましょう、と諸々詰め詰めのところをどうにか都合をつけて、せっかく九州に行くのなら福岡もまわろうと福岡・熊本ブックショップツアーを敢行した(2016/9/16-2016/9/18)。
帰京後はすぐ書くつもりが大きな企画が動き出したこともあり気付いたら一年経ちそうに……(申し訳ございません!)もうかなり前のことになってしまうが、1店ずつ記録していければと思う。
1店目は「リードカフェ」。薬院大通り駅から歩いてすぐの場所にあるブックカフェだ(2016.9.17の記録)。
まとめ
時間のない方のためにまとめです。
- 品揃え:書肆侃侃房の本と、古本が少し
- 雰囲気:上品なレストランといった趣き
- 立地:地下鉄七隈線薬院大通り駅から徒歩1分
Lunch 12:00~16:00
Cafe Time 16:00~18:00
Dinner 18:00~24:00(L.O.23:30)
※18時~は「大衆ワイン酒場離れQuiche×Quiche at Read cafe」として営業
店休日 なし
TEL&FAX:092-713-8860
MAIL:info@read-cafe.com
URL:http://www.read-cafe.com/
Facebook:https://www.facebook.com/readcafefukuoka/
食事の美味しい出版社が手がけるブックカフェ
リードカフェは福岡を中心に活躍する出版社・書肆侃侃房が手がけたブックカフェ、いやブックレストランといった方がイメージが伝わりやすいかもしれない。同社の本を中心に古本も僅かながら扱う。
書肆侃侃房は詩歌や文学を中心に出版している会社だ。2016年の芥川賞候補に選ばれた今村夏子『あひる』掲載の文芸誌『食べるのがおそい』を発行しているといえば分かりやすいだろうか。
(運営を手伝っている書評投稿サイト・本が好き!にも書籍をご恵贈いただいている)
古本は飲食関係の本や古雑誌、小説(宮本輝が多い)といった品揃えだ。
リードカフェの良いところは食事である。本屋の紹介なのに食事を勧めるというのも矛盾している気がするが仕方ない。とても美味しかったのだ。ブックカフェというと、一部を除いてそこまで食事に力を入れていないイメージが自分の中にはあるのだが、そんなイメージなど簡単に払拭してくれた。調べてみるとスペインレストラン&バルのLENTEが関わっているらしい。通りで美味いわけだ。
装丁が好きで欲しかった木下達也『君の嫌いなヤツはクズだよ』を購入。
幸先の良いスタートである。