FacebookやTwitterには既に投稿しておりますが、この度、『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』という本を株式会社GBという出版社から6/20(火)ごろに出します。
東京には、個性豊かな“街の本屋さん"がたくさんあります。 工夫を凝らした棚作り、見た人がワクワクできるラインナップ、ほっと落ち着ける空間、本の魅力をより多くの人に伝えるイベント……。 その街の風景になじみ、地元の人々に愛されながら、唯一無二の魅力を持つ存在。本書では、そんな東京の“街の本屋さん"を、エリア別に120店以上紹介したガイド本です。 160ページ、オールカラーで写真と地図付き。すべてのお店の外観写真と、目印になるものも紹介しているので、道に迷うことなくたどり着けます。 本書を片手にぜひ、本屋めぐりを楽しんでください。
といった感じの内容です。
優秀な編集者と、取材させていただけた本屋の皆様のお陰で、BOOKSHOP LOVERの東京版集大成とも言える本にすることができました。
この本の発端はそう言えばいつだったろう、と、メールを見返しておりましたら、GBの編集者さんからお声がけをいただいたのが2016年1月5日でした。そこから本格的に取材を開始したのが7月下旬。週に2,3日、1日2-4店の予定で100店以上ものお店を周りました(しかも、これでもページ数の都合で泣く泣く収録できなかった本屋さんも多々ございます)。
インタビューと撮影とでだいたい1店2時間近くかけたので全部で200時間以上もかけているみたいですね。あらためて計算してみると我ながらすごいな……。そうやって周ってみて思ったのは東京の本屋さんは本当に多様で魅力的な本屋さんばかりだということです。
写真集を専門にしている本屋さんがあれば、何十年も続けている老舗の新刊書店や古書店もあり、さらに、お酒を一緒に出してくれる古本バルや古本酒場といったところもある。しかも、どのお店にも、当然のことではありますが、それぞれのストーリーがあって、だからこそそれぞれに素敵な空間が生まれている。
正直な話、各店2時間ほどかけての取材を100店以上も行うということは大変なことではありました。ですが、それ以上に楽しかった! もしかしたら、取材先の本屋さんは僕のことを、話を聴いてテンションがどんどん高くなっていく変な人だと思ったかもしれない、と思うほど興味深く刺激的な取材でした(笑)
それにしてもいつもはウェブで原稿を書いていますが、あらためて紙の本にすることの大変さを感じました。自分の拙文に適切なご指摘を山のようにしていただきつつ、他にも多くの面で助けていただいて、本当に今回の本は編集者さんのお力がなければできなかった本だと思っています。「校了」という言葉を聞いたときは感無量でありました。
今回の本では多くのお店を紹介したかったので、本文では取材内容のエッセンスのみを収録しております。そのため、実はこぼれた話も多々ございまして、そういったことは少しずつこのサイトや開催するつもりのイベントでオープンにしていければと思っています。
ぜひ全国の本屋さんで買っていただけると嬉しいです!
(本屋さんの本なので、できればAmazonじゃなくて本屋さんで買ってほしいです!! それが、本書を出した理由のひとつでもありますし、本屋さんの力になります!!