某社の方より勧められて読む。本書はいまや地ビールの代表格ともいえる「よなよなエール」の製造会社ヤッホーブルーイングのストーリーだ。
読んでから間が空いてしまったのでうろ覚えのところはあるが、あらためて目次を読み返して思い出した。
本書は小さな会社が独自のやり方で成り上がっていく話である。小さいからこそ自分たちなりのやり方をするしかない。そのためにブログを書いたり仮装したりするのである。
自分たちが何が好きで何が得意か。何を社会に提供したいのか。いまあることで何ができるのか。そういったことを考えてやりきる。このやりきるということが簡単なようでいて難しい。どうしても周囲の目を気にして日和ってしまうことがある。でもそこを踏み止まってやりきる。そうすればきっとファンになってくれる人がいるのだ。
自営業者としてこれからの自分の事業を考える参考になった。
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