本屋探訪記vol.69:国立駅前には秘密基地的趣の古本屋「みちくさ書店」がある

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さる2013年4月26日、国立の本屋さん巡りをしようと思い立った。というのも下北沢お散歩カメラの先生に良い古本屋があると教えて頂いていたからだ。絵本と洋書を扱う場所だという。西国図書室もクルミドコーヒーのことも気になっていたことだし「これは丁度良い」と片道1時間をかけて国立に行くことにした。

まとめ

時間のない方のためにまとめです。
  • 品揃え:学資絵外の万能古本屋。研究書から新刊まである。
  • 雰囲気:普通の古本屋なのだが、奥に広いので秘密基地的雰囲気が出ている。
  • 立地:国立駅南口から徒歩0分



東京都 国立市 東1-4-11
営業時間:毎日10:00-19:00(定休日なし)※ネット販売品の取扱いは12:30以降
Tel: 042-575-0909
Fax: 042-577-8181
Mail: info@michikusa.co.jp
URL:http://www.michikusa.co.jp/

駅前の古本屋

「国立本店」に続き国立本屋巡りの第二弾がみちくさ書店である。国立駅南口から徒歩0分。駅前である。まごうことなき駅前である。こんな駅前に古本屋があるのが学生街の強みである。ちなみに同じ南口の道を挟んで新刊書店さんがある。競合…はしていないのだろうか。文庫に関してはカブっているように思うのだが。

秘密基地的レイアウト

まず、ワゴンが目に付く。次に気になるのがワゴンの先に延々と続く壁棚だ。突き当たりは見えるが遠い。驚くのが他に本棚がないということだ。壁一面の本棚だけで見せるというのも面白い(普通の古書店なので見せ方を考えているわけではないだろうが)。
ちなみに奥まで行き着くと(右側が本棚)左側に地下へ続く階段がある。「地下があるのか!」驚いて薄暗い階段を下ると、こちらはいつもの古書店レイアウトだ。奥に広い長方形で狭く4畳半もないくらい。真ん中に本棚で壁はすべて本棚である。右側の本棚は壁ではないが裏に事務所があるようだ。

一階の品揃え

一階にあるのは入口付近のワゴンと奥に続く15本の本棚である。ワゴンはCDと食がメインで軽い本が多めだ。
本棚は本棚にシールでジャンルが書いてある。手前から書いておこう。
時代小説作家名あ〜わ:池波正太郎
  • 女性作家あ〜わ:小池真理子
  • 男性作家あ〜わ:今野敏
  • 岩波文庫:青緑赤、万遍なく
  • 中公・講談社学術・ちくま文庫他
  • 新書
  • 文学(日本):宮沢賢治論
  • 東京・江戸:アースダイバー
  • 歴史3本:鉄の古代史、中世職人史、天才と肉欲
  • 映画・演劇:映画の考古学
  • 美術:ビアズリーと世紀末
  • 古典一般:和歌解釈のパラダイム
  • 俳句・句集・書道・茶道など:正岡子規 人とその表現

恋 (新潮文庫)宰領: 隠蔽捜査5君たちはどう生きるか (岩波文庫)昭和三十年代の匂い (ちくま文庫)宮沢賢治論アースダイバー鉄の古代史〈3〉騎馬文化映画の考古学ビアズリーと世紀末和歌 解釈のパラダイム

地下の品揃え

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ラジオを聞きながら品揃えを見て行こう。
左辺は棚7本で手前から書くと、
  • 新着本:宇宙の孤児
  • 宗教その他:ゴーダマ・ブッダ
  • 宗教・哲学:法政大学出版の本
  • 思想(棚5本):心理療法論、吉本隆明論、シオニズム、妻と夫の社会史

本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書 399)近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)心理療法論 (学術選書)

右辺は手前から4本ある。
  • 古典文学:日本語が亡びるとき
  • 音楽:(メモし忘れました。すいません)。
  • 海外文学(棚2本):ゲーテの木、エドワード三世
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で理想の出版を求めて 一編集者の回想1963-2003エドワード三世
正面も4本だ。
  • 社会学・文化:日本の不平等、グリーン革命、ユーカラは蘇る、アインシュタインの望遠鏡
最後に中央の大判本があり、「古代ギリシア」、「百馬鹿」、「カミカゼ北方領土」などである。

アインシュタインの望遠鏡―最新天文学で見る「見えない宇宙」古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退 (学術文庫)

学生街の万能古本屋

みちくさ書店は「学生街の万能古本屋」である。普通なら新刊書店で事足りると思うかもしれないが新刊が毎年2万冊以上出ている世の中である。古い本も新しい本も新刊書店にない本は多いだろう。そこで必要になるのが古本屋である。みちくさ書店は文庫もあれば単行本もありエッセイや現代小説から古書と言われるような真面目な本まで網羅している。学校に行く前にちょろっと覗くには丁度良い一階の棚に研究で使えそうな地下の棚。
果たして近頃の学生が古書店はを使うかどうかという疑問は残るがぼくが一橋大生だったら毎日学校に行く前に一度は立ち寄っておきたい古本屋である。

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