台北ブックショップツアーでコーディネーターをしていただいた田中佑典さんが発行する台湾に日本の、日本に台湾の文化を紹介する『離譜 LIP TAIWAN & JAPAN CULTURE MAGAZINE』の13巻が本書だ。テーマは「職」。2015年3月だからまだまだ「はたらきかた」に関するイベントが多かったときにこのテーマにしたのはさすがである。
- 遅刻して本屋行って本屋行って夜市で締める 〜台北ブックショップツアー 1日目〜
- 本屋と本屋と本屋と、あと寺と居酒屋と 〜台北ブックショップツアー 2日目〜
- 名残惜しいが最終日、また来ます! 〜台北ブックショップツアー 3日目〜
『離譜』の良いところは台湾語と日本語の両方で書かれていることだ。テーマからすれば当然かもしれないが、単純な内容量は減らしてまで断行しているのが素晴らしい。
内容はというと、インタビューが中心で、日本でいくと元KAI-YOUの武田俊さんへのインタビューが巻頭で、そこから日台双方のいまイケてるひとたちを取り上げたものだ。
これは台北ブックショップツアーのときにも思ったけども、読んで感じたのは「自由さ」である。既に成熟期にある日本と違い台湾はこれからの社会だというところもあるだろうけども、「何か面白いことをやってやろう」という熱い雰囲気がビンビン伝わってくるのだ。
魅力的な国・台湾。予算的に行けるかどうか分からなくなってきてしまったができれば今年中にまた行きたいなあ。