ご存知アラーキーこと荒木経惟が、ノンフィクション作家・藤井誠二と韓国に2004年夏、赴いた。
目的地は「済州島(チェジュとう)。
まったく同じ体裁の作家・中上紀との共作『再びのソウル「記憶」』と違い、すべてがモノクロームの本作では済州島の文化を残そうという意思が感じられるのだが、これはぼくの気のせいだろうか。
小説家である中上紀ではなく、ノンフィクション作家の藤井誠二との共作であることは、この推測の証拠といえると思うのだがどうだろうか。
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