そうだ、台北の本屋に行こう(5) 台北の文化発信基地「田園城市生活風格書店」

ニーハオ!

2015年10月。台北の本屋事情がアツいと聞いて、居てもたってもいられなくなったので行っちゃいました!

ということで、シリーズ連載「そうだ、台北の本屋に行こう」第五弾です。

5店目は「田園城市生活風格書店」。

まとめ

時間のない方のためにまとめです。
  • 品揃え:出版社でもあるので自社の本や日本の古本、日本を紹介する本、台湾のアート・デザイン本など。
  • 雰囲気:オープンで自由な雰囲気。何かが生まれそうな気がする。そんな雰囲気。
  • 立地:MRT雙連駅1番出口から徒歩約2分
台北市中山北路二段72巷6號
電話:02-2531-9081
営業時間:月曜~金曜9:00-18:30(12:00-13:30は休憩) / 土曜~日曜12:00-18:30
定休日:旧暦の正月
URL:http://gardencitypublishers.blogspot.tw/
FB:https://www.facebook.com/gardencitypublishers

台北の文化発信基地

台北ブックショップツアーの目的はいくつかあったのだが、そのうちのひとつがここ「田園城市生活風格書店」。
LIPの田中さんいわく台北の書籍文化の中心人物であるという陳炳槮(Vincent Chen)さんがオーナーの本屋兼出版社だ。
本屋兼出版社というとSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(行か、SPBS)を思い出すが、SPBSよりももっとオーナーの色が強く出ている印象である。

地下にはギャラリーがあり台湾の新鋭アーティストによる展示が楽しめたり、書店スペースの奥には出版社があったり、さらには店舗スペースにある扉を開けるといきなり社長室だったりするのがおもしろい。こういうところもオープンな雰囲気が漂う所以だろう。

品揃えはというと、出版社なので自社の本はもちろん日本の古本も置き、台湾の自費出版物も扱う。全体的にアートやデザイン関係のビジュアルブックが多かった。
ここまで読んでいると何がそんなに良いのか、という疑問を持たれるかもしれないが、ここはとにかくオーナーのVincentさんのセンスと情熱が素晴らしいのだ。

(なんとVincentさんがBOOKSHOP LOVERのことをご存知だった! 異国の地で自分の仕事が読まれているということが嬉しくて涙してしまったことは内緒である。)

Vincentさんが直接日本まで出向き仕入れてくるという日本の古本のセンスも素晴らしければ、出版社として発行する本もいちいち素晴らしい(話によると市場やお客さんの反応を見て増刷の際は値段や装幀を変えるらしい)。

実は、コーディネートしてくれたLIPの田中さんの尽力により、オーナーのVincentさんに直接お話を伺うことができたのだが、それは長くなるのでまた別の記事に書くことにしよう。

次の店までの道のりで友人と、「こういうお店をしたいね」と話した。スタンダードブックストアは憧れだが広さ的に東京では現実的ではないことを考えると、この「田園城市生活風格書店」のやり方は現実的に東京で目指せると思う。簡単なことではないと思うがここ数年のうちに実現したいものだ。

何はともあれ、最高の本屋であった。

田園城市00
右奥に広い店内。階段が空間の立体感を演出している。

右奥に広い店内。階段が空間の立体感を演出している。



台湾の書籍もあれば『TOmagazine』のような日本の書籍もある。

台湾の書籍もあれば『TOmagazine』のような日本の書籍もある。



田園城市07

本棚もディスプレイを凝っている。



店舗左奥の出版社事務所スペース。レジも兼ねる。

店舗左奥の出版社事務所スペース。レジも兼ねる。



地下のギャラリースペース。

地下のギャラリースペース。



オーナー室では日本の古本を販売。奥の初版バッグが気になる。

オーナー室では日本の古本を販売。奥の初版バッグが気になる。



購入した本。 左の『左京区男子休日』は台湾の若者の間でで京都左京区を有名にした書籍。 右の『秋刀魚』(日本と同じ読みでサンマと読む)は台湾から見た日本を紹介した雑誌。

購入した本。
左の『左京区男子休日』は台湾の若者の間でで京都左京区を有名にした書籍。
右の『秋刀魚』(日本と同じ読みでサンマと読む)は台湾から見た日本を紹介した雑誌。