本屋探訪記vol.67:国立にある「国立本店」は決して本屋さんではない

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さる2013年4月26日、国立の本屋さん巡りをしようと思い立った。というのも下北沢お散歩カメラの先生に良い古本屋があると教えて頂いていたからだ。絵本と洋書を扱う場所だという。西国図書室もクルミドコーヒーのことも気になっていたことだし「これは丁度良い」と片道1時間をかけて国立に行くことにした(以下は2013年4月26日の記録である)。

まとめ

時間のない方のためにまとめです。
  • 品揃え:購入できない。蔵書の一部を本棚の一部に置くことができる場所。
  • 雰囲気:購入を目的としない本のコミュニティスペース。開かれている雰囲気。
  • 立地:国立駅の線路沿いを徒歩5分ほど。
東京都国立市中1丁目7−62
営業時間 13:00〜18:00(火曜定休) ※2013年10月6日より営業時間・定休日が変更になりました。
URL:http://kunitachihonten.info/
Twitter:https://twitter.com/kunitachihonten
Facebook:https://www.facebook.com/kunitachihonten

「国立本店」は本屋さんではない

本屋探訪記だというのに「本屋ではない」だなんて穏やかではないが、これが本当なのだ。というか本屋だと思っていたというのが正しい。だから、わざわざこんな書き方をしてしまった。
国立に面白い本屋さんがあるという話は前から知っていた。それも「国立本店」という「じゃあ支店はどこなんだよ」とツッコミをいれたくなる変わった名前なこともありよく覚えていた。
ところが、実際に行ってみると様子が違う。店員さん(?)に「本は売り物ではない」といきなり言われてしまう。「え? じゃあ何なんですか?」と聞いてみると「本を中心にしたコミュニティスペースだ」という。どういういことか分からないのでもう少し詳しく聞いてみた。

ワークショップとレンタル図書室

それによると国立本店はオープンから既に6、7年経っているようだ。その間、運営者が何回か変わり、今は「ほんとまちの編集室」というデザイナー集団が運営しているらしい(本屋さんだったこともあるようだ)。
活版印刷ワークショップや期間限定での古本市、忌野清志郎追悼イベントなど本にかかわるイベントを企画して「本を中心としたコミュニティスペース」を目指しているのだそう。

壁一面に積み重ねられている本棚の脇には名前が書かれたカードが貼り付けられ登録すると名前と共に蔵書の一部を本棚に置けるようになるらしい。来館者は手にとって立ち読みするも良し。椅子に座ってじっくり読むのも良し。本棚を眺めながら店員との話に花を咲かせるのも良し。
但し、販売やレンタルはしておらずあくまでも来館者とのコミュニケーションのために本はあるようだ。

レイアウト

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せっかくなので中がどうなっているか解説しておこう。6畳ほどのあまり広くないスペースにガラス張りの入り口と真っ白な壁、奥に広いスペースなので狭苦しさがなく解放感を感じる。
スペースの左辺は一面の本棚である。ここに都内近辺のデザイナーや学生、編集者、ブロガー、シェフ、SE、読書アドバイザー、西国図書室、黒ホッピー愛好家(!)などなどなど様々な肩書きの人が本を置いているのだ。
本の中身は少ないこともあり販売もしていないので軽くしかメモしていないが、『ピタゴラ装置』や『デザインするな』、保坂和志、『旅する力』などなどなど。硬軟取り混ぜて本当にいろいろある。

スペースの右側は座って話すための机椅子と国立周辺の地図がある。きっと街の案内などをこれを見ながら行うのだろう。

国立は面白い!

店員と話していて思ったのは国立は今、面白いということである。「国立本店」目の前にある地産地消型の八百屋さんやカフェ、雑貨屋さんなど若い人が開いたお店が多数あるようで、さらに学生街ということもあり古本屋がたくさんあるのだ。これは素晴らしい。わざわざ来た甲斐があるというものである。この「国立本店「を始まりにして国立本屋巡りが始まるのであった。

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