本屋探訪記vol.46:大阪肥後橋にあるほっと一息つきたくなるブックカフェ&ギャラリー「Calo bookshop & cafe」

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大阪で本屋を探していると良く聞く名前である。ブックカフェではなく本屋+カフェであるところがポイントだろうか。しかも、訪問時は、展示がなかったけれど、ギャラリーもやっているらしい。つまりは、「calo bookshop & cafe」なのだ。

というわけで、本屋探訪記第46弾は本屋+カフェの」calo book shop & cafe」だ。(2012年4月21日時点での記録)

まとめ

まずは、時間のない方のために短くまとめを。
  • 品揃え:カフェとギャラリーにスペースが取られており本の量は多くない。その分、店主のセンスが光っているように思える。ただ、他にない本があるかというとzineはいくつか置いてあるが、そんなに他にない本があるという訳でもない。
  • 雰囲気:ビジネス街の中にあるのだが、雰囲気はゆったりできる感じ。これはビジネス街の中では貴重ではないか。
  • 立地:御堂筋橋線淀屋橋駅から徒歩3分ほど。ただ、ビルの5階なので、そこにあると知っていないと、たまたま見つけるのは難しい。
  • 備考リンク:calo bookstore&cafe ウェブサイト
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階
tel/fax 06-6447-4777
12:00~19:00(土曜は~18:00)
毎週日・月曜休
URL:http://www.calobookshop.com/

店まで

四つ橋線肥後橋駅を出て、一本西の筋に出る。周囲は雑居ビルで『本当にこんなところにあるのか』と訝っているとビルの入り口に立て看板があった。ここが今日の目的地「calo bookstore&cafe」だ。ビルの中に入ると、このビルにはギャラリーばかり入っていることが分かる。ということは、「calo」にもアート系の本が多そうだと当りをつけて、ビルの5階までエレベーターで上がった。エレベーターから出ると、すぐ右手に手作り感が漂う店内が見えた。

レイアウトと雰囲気

店の中は、左手にカウンターで中に美人なおねえさんがいてなんだか良い気分。カウンターの目の前(入り口から入ってすぐ右手は)ギャラリーとして使うようだが、今回は展示がないのが残念だ。床はタイルだけど、工房みたいにペンキの後がたくさんある。BGMはカフェ系ミュージックである。ゆったりとした雰囲気。周囲がビジネス街であることを考えるとホッとする。

店舗の広さは10畳くらいで意外と広く、奥がカフェと店舗スペースになっている。奥の右手には窓があって、この窓沿いに木製テーブルとイスが6席。ここがカフェ部分だ。

ちょうどこのテーブルに向き合って座ると真後ろに長机が横向きに二つ並べてあり、それぞれ平積み台として使われている。この平積み台を挟むようにして、窓の対辺。店舗奥左の壁一面が本棚となっている。

冊数はそんなに多くない。だが、全体的に『ゆったりとした空間』であるのは、本が雑然としてないこと。空白のスペースがたくさんあることも関係していると思う。

カフェ

さてさて、店に入ってカフェの椅子に腰掛け、まずは注文することに。カウンターで注文するスタイルなので、そこまで行って紅茶を頼む。胃が弱いのでコーヒーは無理なのだ。匂いも味も好きなのでとても残念なのだが。

話が逸れた。

『calo』では何とお酒と食事も出す。このときは食べなかったが、チキンカレーとサンドウィッチ、チーズケーキ、さらには酒のつまみまであるのだ。長居できそうな品揃えである。

中央の長机

では、ここからやっと本棚の紹介に入ろうと思うのだが、今回は一つ断っておきたいことがある。

「calo」では、本棚の前でのメモが禁止されているのだ。出版社や取次との関係だろうか。それとも他の理由だろうか。本の冊数が少ないことが先に述べたが、ということは厳選しているということでもあるわけで、それが記録できないことは寂しいなと思いつつも、仕方ないので今回は概観だけ書くことにする。書名は一通り見て記憶に残ったものだけだ。
未来ちゃんほんとうのニッポンに出会う旅
長机。奥と手前にあり、入り口から見ると横向きに並べられている。

手前は、新着本や雑誌。推してる本で写真集の『未来ちゃん』や最近僕の中で気にあっている雑誌『Re:s』。その編集長が出した本『ほんとうのニッポンに出会う旅』などが置かれている。この本を見ていると足元がチラチラするなと感じるだろう。長机の下には雑貨が置いてあるのだ。奥の長机はというと、あまり商品は置かれておらず、本と雑誌が少しだけだ。

絵本や雑誌。zineやリトルプレス(あるいは知らないだけで普通の商業誌)が置かれていたことを記憶している。

壁の本棚

奥の左手にある壁一面の本棚を紹介しよう。

ここには単行本と雑誌、大判本がある。壁一面と言ったように天井まで本がある。「ぎっしり」ではなく「余裕を持って」ときにはPOPや平積みや面陳を駆使した棚作りだった。僕なんかは今、興味がある方面なのでワクワクして眺めていたのだが人を選ぶ棚なのは間違いないだろう。ビルがギャラリーばかりなのもあり場所が場所なのもあって、わざわざ来ておいて興味がないという人がいるとも思えないが。
対岸d design travel OSAKA
全体としては写真集が多めだったと思うが、他にも建築、出版、デザイン、アートなどなど。

覚えているのは写真だとスタンダードブックストアでトークショーをやっていた『対岸』。建築だと安藤忠雄の本。出版だと『リトルプレスに恋して』。デザイン系は『d design travel』。その他、『世界屠畜紀行』の内澤旬子さんの本だ。

カウンター横の段ボール箱

壁一面の本棚を見終わって、もう終わりかなと一息ついていると視界の端に「セール」という言葉が目に移った。見てみると足元に段ボール箱が。ここにはおそらく古本だろうセールの本が置かれていた。特に何があったのかは覚えていないが、水木しげるの昭和史の本が一冊あったような気がする。

最後に

これで「calo」に置いてあった本は全て見たことになる。まるで、書斎を開放しているかのようなゆったりした雰囲気なのが印象的な店だった。ただのブックカフェではなく、本屋であることも面白い。ただ、売り物なのでカフェで自由に読むというわけにはいかないのがもったいなかった。

「行きたい本屋」というよりは近くにあったら友人知人を紹介したり一人でホッとするのに良いカフェだと思った。

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