本屋探訪記vol.54:二足のわらじ的ブックカフェ「Brown’s Books & Cafe」は下北沢にある

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B&Bのゼミに通い始めて以降、なにかと下北沢に行くことが多いのだがここのことはiPhoneのマップ検索で初めて知った。中心から少し外れたところにあるコンクリート打ちっ放しのビル。5階にあがるとそこには落ち着ける雰囲気の素敵カフェだ。本屋探訪記第54弾は「Brown’s Books & Cafe ブラウンズブックス&カフェ」(以下は2012年8月11日の記録である)。

  • 品揃え:個人の本棚を覗き見しているかのような品揃え。雑誌『バァフアウト!』編集部でもあるのでバックナンバーが並ぶ。とにかくお茶とケーキが美味しい。
  • 雰囲気:下北沢の隠れ家的ブックカフェ。
  • 立地:下北沢駅南口の坂を下りきった五叉路。これを東にまっすぐ行って右手のビル。少し分かりにくいのがまた隠れ家である。
東京都世田谷区代沢5-32-13露崎商店5F
tel. 03-6805-2640
e-mail. shop@brownsbooks.jp
営業時間 13:00〜20:00(19:30ラスト・オーダー/土、日)、不定期でイヴェント(平日夜)
無線LAN・コンセント(一部の席)あります。
URL:http://brownsbooks.jp/booksandcafe/
Twitter:https://twitter.com/brownsbookscafe
Facebook:https://www.facebook.com/pages/Browns-Books-Cafe/225108200843019

謎のぬいぐるみ

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エレベーターを降りると目の前に窓で謎のぬいぐるみが出迎えてくれる。毛むくじゃらだけどいったい何て名前の動物だろう。
右折するとすぐ店内だ。
窓からの光が心地よい絶妙な明るさの店内はほぼ正方形。右辺の奥にカウンター席と事務空間が。左辺奥とカウンター席の手前、入り口に面した辺にそれぞれ本棚がある。席はカウンター席と窓沿いの席、カウンター席の目の前にある大テーブルである。カウンター席に座ると素敵マダムが迎えてくれた。

美味しいメニュー

ここに入った理由はiPhoneマップで見つけたというのもあるが、実は小腹を満たしたかったというのが本当のところだったりする。カウンター席に座った僕は迷わず紅茶とサンドイッチを注文した。ブックカフェのメニューなので期待していたと言えば嘘になるのだが注文したメニューはこれがまた美味かったのである。写真を撮り忘れたのが残念なことこの上ないのだが、食事を取るという意味でもこの店は良い店だと思う。

バァフアウト!のインタビュー場所

驚くなかれ。なんとBrown’s Books & Cafeは店の宣伝用フリーペーパーを持っているのだ。しかも、ただのフリーペーパーではない雑誌「バァフアウト!」のインタビュー記事が載っているのである。読み応えがたっぷりなのである。なにせ僕は宣伝用フリーペーパーだとは知らずに読み物として既に持っていて店に来てからはじめて気づいたくらいなのである。素晴らしいクオリティのフリーペーパーなのだ。

雑誌「バァフアウト!」の編集部

それもそのはず、このBrown’s Books & Cafeは雑誌「バァフアウト!」の編集部でもあるのだ。良く見るとカウンターの奥に作業場のようなものがある。ここで作業するのだろう。平日は編集部で土日はブックカフェ。二足のわらじ的な空間の使い方である。

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左辺奥の本棚

さて、前置きが長くなったが本棚の説明に入ろうと思う。まずは左辺奥の本棚からだ。

Brown’s Books & Cafeではジャンル分けがほとんど無いので、品揃えを挙げてることにする。
山田詠美、政治の本、『東京カフェを旅する』、『近代ヤクザ肯定論』などヤクザ系、漫画『ヒート』、漫画『サンクチュアリ』、漫画『ゴルゴ13』が下段二段を2列占拠、漫画『アドルフに告ぐ』、村上龍、『阪神間モダニズム』、『世田谷ライフ』、『本屋さんへ行こう』、『ブルータス』、『散歩の達人』など雑誌、山本直樹『レッド』、手塚治虫。

さらに、『ヘンリミラー全集』、ジムキャロル、五木寛之、アラン『幸福論』、『ジャンコクトー全集』、『スターバックス成功物語』、『セゾンの活動』、『セゾンの歴史』なとだ。
マンガが3分の1雑誌が3分の1ほかのハードカバーや文庫が残りといった構成となっている。面白いのがセゾンについての本が2冊もあったことだ。しかも、会社自体が関係者に配るようなものである。なぜここにこんな本があるのだろうか。何か関係があるのだろうか。謎は深まるばかりである。

入り口に面した辺の本棚

BARFOUT! 203 矢沢永吉BARFOUT! 204 岡田准一 (Brown’s books)BARFOUT! 200 堂本剛
入口まで戻ってすぐ横の本棚を見るとそこには『バァフアウト!』が棚3つ全てを占領している。それはそうだ。この店でインタビューをしているのだから。しかし、棚3つを占領とは。主張の強い雑誌である。

このバァフアウト!棚の隣にはビジネス本がメインの棚がある。一番上だけは本の本で、『編集王』や『東京BJ』、『噂の真相イズム』、『青春の少年ジャンプ』など。
中段以降はホリエモンの本や『マイクロトレンド』、『ドラッガー名言集』、『バズマーケティング』など。
下段は有名人の本が多い。『壁を破る言葉』、北野武の本、大橋巨泉の本などだ。最下段は絵本である。この店に来てビジネス書を読むのはどうも変な感じがするが、あるのだから読む人がいるということだろう。

店舗右辺 カウンター席目の前の壁棚

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ここには3列の棚がある。
『窓際のトットちゃん』や『ダディ』、江口寿史など有名人系の本からマンガ、スポーツ、音楽ジャンルの本が置かれている。
マンガ『あぶさん』や村上龍、矢沢永吉、みうらじゅん、美輪明宏、そのほか野球の本、ジョンレノンの本、マドンナの本、ボブディランの本、マイケルジャクソンの本、井上陽水、尾崎豊、『ストッパー毒島』、『デトロイトメタルシティ』、『ベック』などのほかに『月刊カドカワ』も置かれているのだ。

店主の本棚、持ってきました

カオスな棚である。ビジネス系の棚かと思ったら突然マンガが出てきたり音楽の本が出てきたり。
選書したり棚づくりをしたりというよりはまさに個人の本棚をそのまま持ってきたような棚なのである。その分、ブルックリンパーラーとは違う気安さがここにある。だからこそ本目当てでこの店に来ると火傷することがあるかもしれない。僕は面白かったが店主の好みと合わなければあまり良い棚とは言えないから。
その場合は、持参の本を読みつつお茶とケーキに舌鼓を打つのが良策だろう。

下北沢で歩き疲れたときにはぜひ行って欲しいと思えるブックカフェだった。

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