本屋探訪記vol.91:京都には個人世界を表現する本屋「世界文庫」がある

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実は知人の知人だったりする世界文庫の店主。BOOKSHOP LOVERの名刺を渡したら知っていてくれていた。こういうの嬉しい。しかも、偶然つい最近開いたという「マヤルカ古書店」の店主さんも来られていた。嬉しいことづくめである(以下は2014.2.11の記録である)。

まとめ

時間のない方のためにまとめです。
  • 品揃え:著名人による選書が中心。
  • 雰囲気:古民家を改装した場所。土間が店舗部分となっている。ラフなのが良い。
  • 立地:バス停「建勲神社前」から徒歩2分程度
京都府京都市北区 紫野東舟岡町19
mail: info@sekaibunko.com ※お問い合わせは、 mail でお願いします。
URL:http://sekaibunko.com/
Twitter:https://twitter.com/sekaibunko
Facebook:https://www.facebook.com/sekaibunko

建勲神社前下車

京都には面白い本屋がたくさんある。世界文庫はもちろんのこと新しくできたマヤルカ古書店。このあと行くことになる「メリーゴーランド」。有名な「恵文社一乗寺店」に「ガケ書房」。ところが、困ったことに京都の本屋は行きにくいのだ。どこも離れておりアクセスはバスが多い。バスは慣れればとても便利なのだがナビタイムには出てこない。自転車もありだが土日はほとんど予約でいっぱいだ。
何度か京都にも来ているのだがあまり探訪できた本屋が少ない理由がここにある。持ち歩き自転車でも買えばいいのかな。
世界文庫もご多分に漏れずバスを使って行く。バス停は「建勲神社前」。建勲神社? はじめて聞いたぼくはまだまだ京都通には程遠いな。

工場跡を真っ白に

建勲神社前で降りて国道沿いに真っ直ぐ。その後、左に折れてしばらく歩くと右手に古民家を白く染めたようなガラス戸の店。聞いてみると古民家ではなく工場跡をリノベーションしたものらしい。工場跡がこんなに素敵になるだなんて素晴らしい。これが世界文庫だ。

レイアウト

店舗に入るとガスストーブの匂い。いつ嗅いでもこの匂いは安心する。
ほぼ真四角の店内は外と同じで真っ白だ。
真ん中に平台が3つあり、足元にいくつか箱が。右手に備え付けの棚がいくつかあり、正面にも小さい本棚。レジはこの小さい本棚の隣で、レジカウンター、ではなく机である。左辺にも少ないながら本棚。

世界の絵本市

訪ねた日にはちょうど「世界の絵本市」がやっていた。他店にも呼びかけて「世界の絵本を販売しよう」というイベントである。東京からも参加しているようで「えほんやるすばんばんするかいしゃ」が出店していた。知らない本ばかりだがなんでだろう。異国のことばで書かれた絵本を見ているとワクワクしてきた。

世界棚

さて、実は今回の本屋探訪記では写真もメモも取れなかったので、世界文庫の特徴を紹介しようと思う。それは「世界棚」だ。以下にサイトから引用する。

京都で、古書店をはじめました。

名前は、 『 世界文庫 』と言います。 the world pocket book.

私にとっては、ここが世界の中心と思うからです。

でも、文庫っていうのがいいでしょ?

一冊のちいさな文庫でも、それは、宇宙であり、世界があります。

店主、古賀鈴鳴のセレクトした、たくさんの古書以外に、
世界中のいろいろな方が、ご自身の蔵書より、セレクトした、
【 世界棚 】( ワイン箱ひとつくらいのスペースに。おひとり30冊くらいまで )が常時設けられています。

セレクター…
原田郁子さん( clammbon )
皆川明さん( minä perhonen デザイナー )
荒井良二さん( 絵本作家 )
セキユリヲさん( サルビア、デザイナー )
甲斐みのりさん( 文筆家 )
高橋信也さん( アートプロデューサー、森美術館 )
永原真夏さん( SEBASTIAN X )
etc…

つまり、上記の、とっても素敵な方たちの、大切にしてらした蔵書から、本を買う事ができます。

本というものは、ある部数、たくさん印刷されるものですが、
あるその方の蔵書から買えるのは、
売り切れたら、おしまいなので、世界でたった1冊きりです。

それが、【 世界棚 】です。

そして、【 世界棚 】のセレクターと本は、これからも、少しずつ、
増えていく予定です。お楽しみに!

本棚は個人の世界である

本好きなら誰しも他人の本棚を見てみたいと思ったことはないだろうか。特に好きな人の本棚。何で見てみたいのかと考えてみると、本棚はその人の世界観を映したものだからなのだ。だからきっと著名人の私物本を売るこの店の本棚は世界棚なのであり、それが目玉のひとつであるから「世界文庫」なのだろう。世界文庫。京都に行ったら一度は寄りたい本屋である。

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