【書評】『ONTARIO paper 03』



雨の夜、ベッドの中で寝転がりながら読んだ。ハワイのサーファー、ベルリンの地下鉄、南国を感じさせるレシピ、アメリカの女性サーファーの言葉。脈絡があるようなないような、でも、気持ちの良い読後感はどこから来るのだろう。

ONTARIO paperというリトルプレスに出会ったのはいつだったろうか。たしかまだ大阪にいた頃だから4年以上前か。

01を一目見たときから独特な佇まいが頭から離れず1時間くらい悩んだ挙句にこの雑誌を買い続けようと決めたのだった。

なんで決めたのかは今となっては分からない。ただ、ぼくが本屋めぐりをする理由はこういう本との出会いをするためだったりする。なんだかよく分からないけれどとにかく良いと思うような本との出会い。

本誌の最後に趣旨を説明した文章がある。一部ではあるが引用しよう。

2012年、オンタリオはサンフランシスコとニューヨークから創刊…略…マインドと地図の上を旅するビジュアル・ジャーナルです。…略…オンタリオが私たちの旅そのものです。

旅行を数えるほどしかしたことのないぼくではあるけれども、本誌が見せてくれた景色を生きているうちに一度は見てみたいと思う。