【マンガ書評】五十嵐大介『そらトびタマシイ』

五十嵐大介『そらトびタマシイ』
細密画で独特の世界を描き出す五十嵐大介氏の短編集。

何を隠そう、ぼくは『海獣の子供』以来、氏のファンである。だから、同じく短編集である『魔女』や中編の『SARU』も買って読んだ。

読みはじめて驚く。なんか洗い。絵も話もどことなく違和感を感じる箇所が多いのだ。もしかして初期作品かな、と思ってwikipediaで調べてみたらその通り。『海獣の子供』が2006年からの連載作品だから、それの4年前。多少荒削りの場所があるのは仕方ないか。

とはいえ、五十嵐大介らしさは全開で、不思議な世界観を堪能できた。お伽話のような漫画作品である。