本屋探訪記vol.112:街場のアート古本屋「SO BOOKS」

SO BOOKS店頭01

東京メトロ千代田線・代々木公園駅で降りる。出口は1番。地下道を通り地上へ。メトラー(東京メトロ利用者)としては小田急線の代々木八幡駅は使わないのだ。駅前の賑わいを背にガード下を通り抜けてしばらく歩くと住宅街の一角に現れる本棚に囲まれた一室。
街中の写真集古本屋SO BOOKSだ。

まとめ

時間のない方のためにまとめです。
  • 品揃え:写真集を中心に図録等アート関連本。
  • 雰囲気:開け放たれたデザイン事務所みたいな。
  • 立地:代々木八幡駅から徒歩5分程度
東京都渋谷区上原1丁目47−5
営業時間:12:00 – 19:00 日曜日定休 臨時休業有
TEL:03-6416-8299
MAIL:info@sobooks.jp
URL:http://sobooks.jp/
Twitter:https://twitter.com/so_books
Facebook:https://www.facebook.com/S0B00KS

Ou-en SO BOOKS

SO BOOKSは名店である。この店があるとき水浸しになった。東京にいるとゲリラ豪雨に悩まされる。本屋の大敵、水があるとき店内に入り込んだ。床上浸水である。
そのときSO BOOKSにお世話になっている写真家たちが立ち上がった。募金を募り、SO BOOKSの立ち直りを助けたのだ。
『Ou-en SO BOOKS』は写真家たちがつくった応援のための写真集である。ART BOOKFAREで買ったのだが、つくりは非常に簡素。だが、その簡素さから写真家たちの切な気持ちが伝わってくる。
これだけ愛されているのだ。名店でないわけがないだろう。

両側を本棚に囲まれた部屋

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SO BOOKSは両側を本棚に囲まれた部屋のようだ。開け放しのガラスの引き戸。中に入ると木の香り。白木の本棚が左右の壁沿いに並び、真ん中にはガラスケース兼平台。奥のレジでは店主が何やら作業中だ。かかっている曲がやけにカッコ良かったのだけれど誰の曲だろうか。
扱っているものはアートなのだが、POSTほどハイカルチャーな雰囲気を漂わせないのが嬉しい。なんというか気取っていないのである。

サトウトキヒロ

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目立つのがレジに向かって右側にある展示された写真だ。大きい写真。オリジナルプリントだろうか。撮影して良いとのことなので撮っておいた。
サトウトキヒロという方の作品らしい。写真集古本屋で観るオリジナルプリント。うん、最高である。

品揃えもピカ一

さて、品揃えを紹介しよう。

店舗右辺がアート・デザインの本で奥のレジ横にはテキストメインの本もいくらかある。左辺は写真集だ。もちろんどちらの棚もほぼ大判もの。知人へのプレゼントになど利用すると良いかもしれない。

右辺は、具体的にはバウル・クレーや、ダダイズム、『ウォーホル日記』、バウハウス、横尾忠則など。

左辺は手前が海外で奥が日本。具体的にはキャパ、アウグスト・ザンダー、アンリ・カルティエ・ブレッソン、リー・フリードランダー、アラーキー、森山大道、沢木耕太郎などなどなどである。

ちなみに真ん中のガラスケース兼平台にはよく分からないがアーティスト制作のリトルプレスがあった。

どれも状態がよく品揃えも定番はもちろん、これは! というものもたくさんあり、アートや写真集好きには堪らないことが分かる。品揃えという点からも愛されて然るべき店であると感じた。

街場のアート古本屋

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代々木八幡。いままであまり縁のなかった街だがリズムアンドブックスもあり商店街もちゃんとある。坂が多いところも坂好きとしては嬉しい。
そんな場所にある気取らない街場のアート古本屋SO BOOKS。タイミングの良さが素晴らしい。
代々木八幡の散歩ついでにはぜひ覗いて欲しい名店だ。